税務調査の社会的役割 不正の炙り出し
税務調査って一般的には嫌がられるイベントの一つ。
書類をいろいろ物色されたり、細かいことをチマチマ聞かれて面倒くさいですし
そのために時間取られるのが何よりも勿体なくて。
でも、そこそこの規模の会社にとっては
税務調査は会社の状況を第三者から強制的にチェックさせることができる、ということで
経営陣はガバナンスの観点からわりと肯定的にとらえるところもあるんだとか。
昔、法人税の先生が授業の合間の休憩時間に話してましたし、
実務の現場でも従業員の横領が発覚したケースがありました。
で、今回はさらに悪質なケースがニュースに上がってますね。
24時間テレビの寄付金着服「氷山の一角」
だって善意で寄付された現金は所有者がいないし、そこから仕入れや人件費を払うわけじゃないから無くなっても問題じゃない、金額もわからない、領収書を発行していないお金💵ポケットに入れたってわからない🤑
そりゃ盗まれますよ🤔pic.twitter.com/zFChoADZnS— ami (@amisweetheart) November 29, 2023
チャリティーで集められた大切なお金がパチンコなどに流れてる、となると
もう寄付する人もいないでしょうし、番組は打ち切りになるんでしょうね。
日テレ『24時間テレビ』打ち切り確定か。寄付金を横領しパチスロに使われていた https://t.co/iWfFiWFHZv
— ツイッター速報〜BreakingNews (@tweetsoku1) November 28, 2023
24時間テレビの寄付金着服事件
集められた寄付金は一旦社内で保管
いくら抜いても銀行での集計前だからわからないのかこれ同じ保管方式なら他の支社でもやってる人いそう… pic.twitter.com/1WztHSMX3x
— ゆるふわ怪電波☆埼玉 (@yuruhuwa_kdenpa) November 28, 2023
来年の法人税法の題材としても、一応考えられなくはないのかな?
と思ったのでご紹介した次第です。
横領損失 / 現金
の税務上の仕訳は誰でも切れますが
求償権 / 雑収入
の仕訳までしっかり考えることができるか、などですね。
税務調査の社会的役割の意外な一面が今回の不正の炙り出しで明らかになったような
そんなニュースでした。
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