税理士試験の受験生活で得られたもの

税理士試験って長丁場で年に一回しかチャンスがないため心が折れる受験生も多いわけですがだからこそ価値があるものと言えまして。
私が税理士試験の受験生活で得られたものを簡単にまとめました。
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1.税法の読解力向上
言わずもがな、税理士試験は税法についてその解釈の仕方や実務的な計算力が試されます。
理論に関しては本法から租税特別措置法まで体系的な理解が問われるわけですが、その条文の読み方が学べるってわりと大事で、実務で調べ物をするときなんかで本当に力を発揮します。
院卒の税理士さんだとそこがキツイんじゃないかと思うんですよね。
体系的な理解ができてないと解釈ミスってクライアントに迷惑をかけてしまうリスクもあるので。
2.科目単体で履歴書に書けるブランド価値
合格科目を履歴書に書けるメリットは大きいです。
特に税理士業界での転職は合格科目に影響を受けるケースが結構ありますからね。
法人税法とか消費税法なんかの科目を持ってると即戦力として入社当初から給与面で優遇されることもしばしば。
簿記論や財務諸表論も企業の経理への転職なら有利に働くと思われます。
(上場企業だと日商簿記1級の方が受けはいいですが)
3.実務に役立つ知識
税理士試験って本法だけじゃなくて施行令や通達まで押さえることが多いのでそこまで極めてると実務でも結構強かったりします。
巡回とかでクライアント先のパソコン見ながら会計処理の確認なんかしてるとたまに判断が難しい処理とか出てくるんですよね。
税理士試験の計算問題得意だった人なら延髄反射で正しい処理が見えたりします。
まあ、その場では分からなくても調べ方なんてお手のものですし何より仕事上での不安がかなり軽減できるのは大きいです。
4.勉強仲間
これはその人の学習環境にも依るかと思いますが講師の飲み会に参加した時にできた勉強仲間は一生の宝と言えるくらい大切なものとなります。
多くの場合、みんなが必ず受験する簿記論の講座を受講してる人同士がそこで情報交換を行うようになり簿記論合格後もやり取りする仲となったりします。
よく「社会人になると友達ができない」などというネットニュースがありますが勉強仲間は年齢関係なく友達になれます。
飲みに行ったりゴルフしたり中には結婚した人もいましたがw
同じ目標を持ち人生で手を抜くという発想がない健全な仲間は、あなたが困った時助けてくれるでしょう。
5.強いメンタル
税理士試験は年明けから問題演習が多くなり自分が全体の上位何割に入ってるのか可視化されるようになります。
点数が悪くてめっちゃ勉強しても周りもめっちゃ勉強するのでなかなか上位に食い込めず気分が落ち込むことも多くなります。
ここでドロップアウトする受験生も毎年いますがどれだけ点数低かろうが勉強し続ける人が合格を勝ち取れるわけでしてそのプロセスこそがメンタルを強靭にしてくれます。
まとめ
まだまだ書ききれないくらいですが税理士試験に向けて勉強するにあたりこれから大変な時期に入るので励みにしていただければと思い私の体験談も交えて書かせていただきました。
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