国税徴収法
国税徴収法の特徴
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税理士試験の科目の中でも特に異色を放っているのが
国税徴収法かと。
他の税法科目は、納付すべき税額を求めるなど納税者側の税計算であるのに対して
国税徴収法は、差し押さえの額だったり、取るべき手続きだったり
税務署や国税局側の税計算といった位置づけです。
まったく勉強したことが無い人にとっては
この科目、税理士の仕事で活かせんの?って疑問が湧くかと思います。
結論から申しますと、結構実務でこの部分の知識が必要となることがあります。
だらしがないクライアントを紹介されたりすると
平気で多額の税金を滞納してたりすることがあるんです。
実務上ではそんな会社を引き受けた時はソッコーで
滞納税金目録を送ってもらうように手配して、
納税スケジュールを徹底的に話し合ったりするんですが。
あとはクライアント宛に突然、「債権差押通知書」が届いたときなどの対応は
国税徴収法を少しでも勉強したことがあれば冷静に対処できたりするんですね。
実務面でもわりと役に立ってきて個人的には勉強する価値があると考えてます。
民法も学べますし。
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では、受験上ではどうなのか?
近年の国税徴収法の問題は比較的時間に余裕のあるボリュームです。
しっかり勉強すれば本試験でも冷静に回答することができ
勉強次第では合格ライン以上の得点も得られるので
努力家タイプの方はこの科目を選択肢の一つに考えてもいいかと思いますよ!