独学で税理士試験に合格するためのロードマップ【参考書・勉強時間付き】

「働きながら独学で税理士試験に合格したいけど、何から始めればいいのか分からない…」
そんな悩みを抱える人は多いです。
実は、独学でも合格は可能。
正しいロードマップと戦略があれば、時間が限られていても十分に戦えます。
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税理士試験の全体像を把握しよう
まずは試験制度の理解から。
税理士試験は「会計科目(簿記論・財務諸表論)」と「税法科目(法人税法・所得税法など)」の計5科目に合格する必要があります。
- 受験資格:学歴または実務経験などによって異なる
- 試験時期:毎年8月上旬
- 合格基準:各科目60点以上(相対評価)
最初のステップは、会計科目(簿記論・財務諸表論)の合格を目指すのがおすすめです。
ステップ1:簿記2級レベルの基礎固め
いきなり税理士試験の教材に手を出すと挫折する可能性が高いです。
まずは日商簿記2級レベルの理解が必要です。
おすすめ参考書:
- スッキリわかる 日商簿記2級シリーズ
- よくわかる簿記シリーズ(TAC出版)
目安勉強時間: 100〜150時間
ステップ2:簿記論・財務諸表論の独学対策
ここからが本番です。2科目を並行して学ぶのが効率的ですが、最初は簿記論をメインに進めましょう。
おすすめ教材:
- 税理士試験教科書簿記論・財務諸表論1基礎編
- 税理士試験問題集簿記論・財務諸表論1基礎編
- 過去問題集(10年分)
勉強時間の目安:
- 簿記論:800〜1000時間
- 財務諸表論:800〜1000時間
当然個人差や学習環境によって変わってきますのであくまで目安です。
🧮 ステップ3:税法科目の選び方と戦略
会計科目合格後は、税法科目(法人税・所得税・相続税など)に進みます。独学の場合、難易度や教材の入手しやすさを考えると、まずは消費税法または相続税法が狙い目です。
税法科目の目安勉強時間:
- 消費税法:800〜1000時間
- 相続税法:1000〜1200時間
- 法人税法:1500〜2000時間(最難関)
消費税法は学習ボリューム自体は少ないですが、本試験で時間配分でミスると合格点に届かず、何年もかかってしまうリスクがあり、それを加味した勉強時間となってます。
ステップ4:学習スケジュールの立て方
独学では「計画倒れ」が最大の敵。
最初に年間スケジュールを作るのがポイントです。
- 4〜10月:インプット(基礎+応用)
- 11〜3月:過去問演習・理論暗記
- 4〜7月:総まとめ+模試形式で演習
「1日○時間」よりも、「週で合計○時間」と考えた方が継続しやすいです。
💡 ステップ5:独学を成功させる3つのコツ
- 教材を絞る: テキストを変えるたびに理解が分散します。信頼できる1冊を完璧に。
- 演習量を重視: 理解した内容を「手を動かして定着」させることが重要。
- スキマ時間の活用: 理論暗記は通勤・昼休みにスマホで確認。
まとめ:独学でも合格は十分可能!
税理士試験は長期戦ですが、正しいステップを踏めば独学でも十分に合格可能です。
- まずは簿記2級レベルの基礎固め
- 会計科目で合格実績を積む
- 税法科目は戦略的に選択
- 年間スケジュールで継続
独学でもコツコツ継続すれば、5年以内の合格も夢ではありません。
焦らず、一歩ずつ進めていきましょう!
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